第30回 音訳指導技術講習会
平成23年度 第30回 音訳指導技術講習会(第11回音訳指導技術認定講習会)が
社会福祉法人 日本盲人社会福祉施設協議会の主催で 11月16日(水)~18日(金)
全国身体障害者総合福祉センター 戸山サンライズ(東京都新宿区)で実施されました。
実施したのは日本盲人社会福祉協議会 情報サービス部会
担当は音訳指導員研修委員会です。
一日目午後、最初の講義の写真です。
内容は「ボランティア養成概論」大阪との遠隔講座が試みられていました。
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一日目の「調査技術」に講師で行ってきました。
各地で3時間かけて実施している~インターネットを利用した”読み”の調査とコツ~を1時間30分で簡略に話してきました。
全国各地からいらした120名余りの皆様に短い時間で概略が伝わったか少々気になります。
平成17年、大阪の玉水記念館で同じ講習会をしました。
当時は受講生でインターネットを利用する人は少なく、「皆様、このような便利な調査方法もあります・・・」とお知らせするのが精一杯でした。
6年後の今年、音訳自体がデジタル録音に変わり、ネットを通してデータが配信されると言う、急速な変化のなかで、インターネットをする人は格段に増えていました。
お聞きすると紙媒体の辞書よりも、電子辞書やネットで読みの調査をする人が多くなっています。
自分でネット上で「音訳の部屋ー読み方辞典」を作っている者として、これはまた心配になります。
校正に校正を重ねて出版する紙媒体の辞書と違ってネットの辞書等はどちらかと言うと簡略ですし、制作者を確かめないと使って良いサイトかどうか不安です。
ネットでは小学生から専門機関まで全て平等の扱いです。
それがまたすばらしいのですが、辞書機能として使うには制作者を知り、典拠として記載する必要があります。
また音訳の部屋を制作している者としてもお願いしたいのですが、常に「これでいいのか」と言う疑問を持って、疑問の時には違うWEBサイトで確かめをして欲しいと思います。
確かめをするのもネットでは簡単に出来ますので、ぜひ実施して下さい。
上手に使うと手元に百科事典を揃えたと同じ効果があります。
下手使うととんでもない調査結果になります。
慎重に上手にインターネットと付き合って欲しいと思います。
その思いが伝わっていると嬉しいのですが。
短い時間でしたので、家でもう一度テキストを反復してください。
またお会いする機会があるかもしれません。
もう少し時間をかけてインターネット検索を共に学べると嬉しいと思います。
*インターネットとWEBサイトはここでは同じような意味として記載しました。
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私が居住する静岡では、皇帝ダリアと皇帝ヒマワリが満開です。11月17日撮影
道行く車も思わず立ち寄ります。