音訳・点訳

「和紙の用語読み方辞典」完成

2009年11月12日

平成21年11月12日 
昨日、第41回(平成21年度)日展 を見に六本木・国立新美術館へ行ってきました。
友人が日本画で入選することが多いので、秋色の時期、六本木へ行くのは楽しみです。
天皇陛下即位20年、今日は各地の美術館は無料のところが多いようで、きっと込み合うことでしょう。

「和紙の用語読み方辞典」が完成しました。
和紙関係の読み方は辞書でも探すのが難しいと思います。
静岡県立中央図書館で参考図書、久米康生(くめやすお)著『産地別 すぐわかる 和紙の見わけ方』を見つけました。
久米康生氏は和紙研究の第一人者とのことです。

静岡県立中央図書館は耐震工事のため、自分で書籍を求めて作成しました。
日本国語大辞典、広辞苑も参考にし、和紙専門WEBサイトにもお世話になりました。

和紙の用語 ○○紙などは ○○し ○○かみ(がみ) など資料によっていろいろな読み方があります。
和紙の読みに関する資料は図書館でも少ないようです。辞書やWEBサイトも参考にしながら、できる範囲で調査しましたが、辞典類は一部を参考にしたに過ぎません。
内容としては数少ないのですが、音訳・点訳時の参考になれば幸いです。

ダム便覧2009

2009年10月24日

最近、報道にダムの名前が出てきます。
「ダム便覧2009」を紹介します。→こちら
音訳・点訳に読みとして便利なページ
日本のダム五十音別こちら
ダム事典(用語・解説)索引→こちら

以前より「音訳の部屋」内「他の方が作成した読み方辞書No.1」にあったのですが「ダム便覧2009」になってリンクが変わっていました。
リンクも変更してあります。

「ことばの杜」より日本文学の朗読を聴く

「ことばの杜」は山根基世氏を代表に広瀬修子、宮本隆治、松平定和各氏のNHKを退職したアナウンサーで作った有限責任事業組合です。→こちら

ミッションには次のように書かれています。その一部を紹介します。
*************************************************************以下
誰かから、体験に基づく心のこもった話を聞いて感動したことはありませんか。
そんな時に味わう満足感は、何かとても美味しいものを食べた後の満足感に、よく似ていると思いませんか。
味わい深い「ことば」は、栄養に満ちたご馳走のように、私たちの心を満たしてくれ、身体の細胞の一つ一つを、大きく元気にしてくれます。 
でも今の時代、そんな「ことば」の本当の美味しさを、どれほどの人が実感しているでしょうか。
・・・中略・・・
 NHKアナウンサーは、放送開始から82年、日本の話しことばを担ってきました。
これまで蓄積してきたものを社会還元する意味でも、今NHKアナには「子どもたちのことば」を育てる責任があると考え、社会貢献し始めています。
しかし現役の間は、大変忙しく、思いはあっても十分な貢献はできないのが実情です。
そこで、私たちOBがこの運動を外から支える仕組みとして「LLP ことばの杜」を設立しました。

 人は「ことば」を交わすことによって、心を通い合わせることができ、それはとても心地良い体験なのだと、子どもたちに知ってほしい。子どもたちに「ことば」の本当の美味しさを伝えたい。「ことば」に、人の心を動かす力があることを信じる子どもを育てることが、より良い世の中を実現していくための第一歩になると信じて・・・
有限責任事業組合 ことばの杜代表 山根基世
*************************************************************以上

その中に
「日本文学 朗読アーカイブス構築」があります。

LLP参加者や多くのアナウンサーの方の協力を得て日本文学を中心とした朗読アーカイブスをつくり、視覚障害者の方や高齢者の方に向けた朗読の配信事業を行っていきます。→こちら

ここでは四氏が太宰治、森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介の朗読をネット配信しており
さらに太宰治生誕100周年記念として徳田章、桜井洋子各氏も参加しています。

朗読と音訳は違うと言われますが
間の取り方や声の出し方などとても聞きやすい内容です。

趣旨も「視覚障害者の方や高齢者の方に向けた朗読の配信事業」となっていますので試聴してみて下さい。

家庭用ロボットに参入(日経朝刊より) 私はルンバを愛用

2009年10月16日

16日の日本経済新聞朝刊に
パナソニックは家庭用のロボット事業に参入する。まず食器洗い用試作
という記事がありました。

日本はこれからロボットに力を入れていくことと思います。
記事の中に 主な企業の業務・民生用ロボット がありました。
読み方が載っていましたので書き留めておきます。

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主な企業の業務・民生用ロボット
enon (エノン)  富士通 ビルなどの案内・警備
マイスプーン セコム 食事支援
ROBOT SUIT (ロボットスーツ)  サイバーダイン 着用者の身体機能向上
miuro (ミューロ)  ZMP (ゼットエムピー) 自律移動する音響ロボット
     *サイバーダイン、ZMPはロボットベンチャー企業
*********************************************************
他に日本経済新聞夕刊には
プログラミング言語 
松江発「世界のウェブ言語」開発 Ruby (ルビー) 開発者 松本行弘(まつもとゆきひろ)氏
が載っていました。
有能なプログラマーが無償で公開し、世界で使われだしたのはすごいことです。
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delicious
私はお掃除ロボットルンバを愛用
私は最近お掃除ロボット「ルンバ」を愛用しています。
とても便利で愛犬もみじの次の第二のペットのような感じです。

家の中、大きなゴミは片付けて、出来るだけ小さい家庭用品はテーブルの上に載せて
スイッチを入れます。ほこりや髪の毛、ペットの毛など綺麗に掃除してくれます。
特にベッドの下のお掃除は助かります。高さ10センチあれば下を掃除します。
外出から帰るとホームベースへ戻ってまた充電をしています。
家の中二区画に分けて掃除をしていますが、午前仕事をし、午後掃除を頼んでも
嫌とはいわないのがいいですね。

左は到着した時のルンバ  右はホームベースで充電中

ルンバ 充電中のルンバ

詳細は下記ページ

上田点字図書館 点訳者・点字指導者研修会

10月2日(金)
長野県上田点字図書館主催の点訳者・点字指導者研修会で「点訳のためのインターネット活用術」の講座をしてきました。
全県内からの出席とのことで会場は松本です。
山に行っていた頃、上高地への中継で松本へはたびたび訪れていましたので懐かしい!

今回は点訳者が主体で音訳者が少数含まれていました。全部で100名程。
読みの調査というところでは点訳も音訳も一緒です。
最近は点訳にパソコンを使うので皆さん、パソコンは日常使っておられるようですが、インターネットで読みを調査している方は少数のようでした。

本来、調査は書籍がいちばん・・・ということを頭に入れてもらってネットでの調査を4時間にわたって説明しました。
平成の大合併にもあるように書籍が出るまで待てない言葉があると同時に、読む本も多岐にわたるのでルビがふってある参考書を探すのも大変。
そういう時に上手にネットを使うと便利です。
受講後、調査が楽になってくださると嬉しいと思います。

前日、静岡から甲府までJR特急ワイドビューふじかわ、甲府でJR特急あずさに乗り換え松本に午後着きました。
電車の旅も沿線を眺めながら楽しく、秋の実りの風景が心地良い感じ!

松本では半日市内を散歩。
松本市美術館は今回で3回目。友人の父上の田村一男記念展示室があります。
今回は「高原」をテーマの展示がありました。絵の中には登った山もあり懐かしいひと時でした。

松本市美術館 展示室の案内

信州は秋。美術館の庭の木々も色づき始めています。
松本城まで市内をゆっくり歩いてみました。
ナナカマドの実が真っ赤で、ドウダンツツジの葉もそろそろ紅葉。
松本城も青空に凛として映えていました。

色づき始めた庭 松本城

講座の日はあいにくの雨。遠くからいらした方はご苦労様でした!

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