「音訳の部屋」リビングルーム

此方、お慶び の検索語でお出での方へ

2008年3月18日

静岡では白木蓮が満開!
気持ちよい春風にチラホラ舞っています。
最近此方、お慶びの検索語でお出での方が多いので調べました。
【此方】 
日本国語大辞典第二版の別巻 P573 漢字索引で【此方】(こち・こちら・こっち・こっちゃ・こっちら・こなた・このかた・このほう・こんた)が載っています。
そのうち日本国語大辞典第二版5 P846此方(こち)には説明の最後に現代共通語では「こちら」「こっち」に勢力を譲ってほとんど用いられなくなっている・・・とあります。
広辞苑では此方(こち・こちら・こっち・こなた・こんた)等   
別に 此の方(このかた)此の方(このほう)
此方(こちら)に口語では(こっち)より丁寧な言い方・・・とあります。
一般的には(こちら)が多いのでしょうか。辞典に例が載っておりますので、辞典を丁寧に見て下さい。作品によっても読み方があるようです。(私のは簡略な抜粋です。)
此方を含む熟語もありますので辞書を見ることをおすすめします。
【お慶び】
日本国語大辞典には慶(けい)と よろこび(喜・悦・歓・慶) よろこ・ぶ(喜・悦・歓・慶)があります。
(よろこび)は 動詞「よろこぶ(喜)の連用形の名詞化」とあります。
慶事に お慶び(およろこび)申し上げます・・・と書く方も多いですね。
異論のある人もネット上にはいるようで、私は専門家ではないので漢字の是非にはふれません。
広辞苑には慶(けい)と よろこび(喜び・悦び)・・・文中に慶申し(よろこび・もうし)があります。
よろこぶ(喜ぶ・悦ぶ)には文中に「慶ぶ」とも書く・慶事を祝福する とあります。
(およろこび)にお慶びを使っていいかの是非はともかく、読み方は辞典に載っています。
音訳・点訳の読みのために辞書や書籍を調べて書いています。
ですから言葉の使い方の論争には参加できませんのでよろしくお願いします。
注(喜 以外は常用外です。)

JIS製図 寸法補助記号 φ

2008年3月8日

山形県立点字図書館で受講者から 建築用語 φ の読みの調査について聞かれました。
φはギリシャ語ではフィー(ファイ)と言います。
では建築用語などではどう呼ぶのでしょうか。
ネット検索でJIS Z8317 に説明があるらしいことが分かりましたので調べてみました。
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JIS製図 寸法補助記号
日本工業標準調査会→こちら :データベース検索 JIS検索→こちら
JIS規格番号から→JIS 〔 Z8317 〕 一覧表示→ Z8317-1(製図-寸法及び公差の記入方法-第1部:一般原則)→ PDFファイル→OK
7.1寸法補助記号 を見て下さい。
寸法に次の補助記号を付けることによって、寸法付き形体の形状を識別する。寸法補助記号は、寸法値の前につける。
記号 <意味> 呼び方
φ <直径 >まる又はふぁい
R <半径> あーる
□ <正方形> かく
Sφ <球の直径> えすまる又はえすふぁい
SR <球の半径> えすあーる
えんこ
< 円弧の長さ> えんこ
t (板の厚さ) てぃー
C <45°の面取り> しー
(注)ISO129-1は、Cを規定していない

直径記号 φ の読み方ついて「音訳の部屋」新しい記事こちら をご覧下さい。

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(平松:注)直径記号の謎と言う記載の工業高校の先生のページ→こちら
専門のページ 図面の基礎知識→こちら CAD機械製図-寸法の記入方法→こちら
実際に商品に使用しているページ 参考 1 参考2
ネットではφではなく○に斜め線を引いて丸型の直径を表しているという説明もありますが、日本工業標準調査会のJISの説明が公的にいいのではと思い記載しました。
音訳・点訳での説明はそれぞれの所属の考えで決めて下さい。

山形県立点字図書館での講座

2008年3月5日


三月に入り雛祭りも過ぎました。
今年は春の訪れが遅いようですが、それだけにまた花の季節が待ち遠しいですね。
昨日4日は山形県立点字図書館で「インターネットを活用した読みの調査」の講座をしてきました。
研修に集まって下さった音訳・点訳の皆様に少しでもお役に立てれば嬉しい!
今回はInternet Explorer 6から Internet Explorer 7に替え、ネットもauモバイルにして初めての講座でしたので少々不安でしたが、前日に行って職員の方と準備をしましたので順調に進みました。
指導員の方がとても熱心で感謝しています。
私の講座での説明は調査の方法として参考にして下さり、所属の方針を第一にして下さい。
当日、快晴! 午前中時間がありましたので、荷物を引っ張りながら歩いて山形美術館へ行きました。
常設展示がすばらしく、もし山形へおいでのことがありましたらオススメです。
山形美術館

前庭に雪が残る山形美術館
江戸時代の作品を集めた長谷川コレクション室
近代彫刻の新海竹太郎・新海竹蔵彫刻室
モネ、ルノワール、シャガールなどフランス近代絵画の吉野石膏コレクション
素敵な作品がたくさん展示されています。コレクションは山形県出身の方が収集されたものを寄贈、寄託されたものであるとのこと。多くの方が見られるように残してくださるのは素晴らしいですね。
20世紀フランス絵画を集めた服部コレクションが別館にあるようで、またの機会の楽しみです。
講座に出かけて、ちょっと贅沢な気分を味わいました。

Internet Explorer 6から Internet Explorer 7へ

2008年2月24日

日本列島、昨日から春の嵐ですね。
朝、東京に行く予定で静岡駅に行きましたが列車が大幅な遅れで、会の集合に間に合わなく取りやめました。皆様の地域はいかがでしたか。
Windows Updateが最近たくさんありました。
今後、WinXPは、順に IE6からIE7に自動更新されるそうです。
講座もありますので IE7をインストールしました。更新の説明 →こちら
VISTAを使っている方はIE7でしょうし、最近はFirefoxを使っている方もおられます。
解析を見ますと「音訳の部屋」を見ておられる方は90%がIE6のようです。
IE7になってメニューバーやツールバーなどの見た目が少し変わりました。
使い勝手はほとんど同じです。
便利になっているのでしょうがまだ機能を使いこなしてはいません。
自動更新も選べるようですが、IE7に便利なようになっていくのでしょう。
インターネット講座をIE6でやるわけにはいかないので、IE7にしましたが、PC(XP)のメモリーがそんなに大きくないのでフラッシュ等が多くなると時々起動しなおさなくてはならないかと心配です。
メモリーは足してはありますが、これからホームページを作っていく時、たくさんのページを出しておきたいのでそろそろメモリーが多いVISTAにした方がいいのかもしれません。
パソコンもどんどん新しい機能が出るのはいいのですが、買い替えはつらいですね。

音ボラネット通信 第3号

[emoji:e-243]
音ボラネット通信 第3号が届きました。
今回は~第1回 活動状況調査票集計報告~がTOPページ。
全国の音訳の現況がまとめられており、このような統計は全国ネットだから出来る大切な報告です。
DAISY(デイジー)図書製作に必要な機材やソフトが掲載されていて、調査した録音機材をグラフでまとめてあり、デジタル化の動きが分かるのはこれから選ぶ人の参考になるでしょう。
私は「読み方辞典」制作で、デイジー図書製作はしておりませんので詳しくは分かりません。
メンバー紹介や声のページは、他と接触が少ない音訳ボランティアにとって情報が入ってくるだけでも嬉しいことです。
事務局の皆様は頑張って通信を綺麗な冊子にまとめて下さいました。
随分、時間と労力がかかったことと思います。
活動には費用もかかるでしょう。会費を早めに納入しようと思います。
立春が過ぎましたが寒い日が続きます。
春までもう少し、風邪を引かないようにしたいですね。

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