「音訳の部屋」リビングルーム

「パートナー ミーティング」での出会い

2007年11月25日

22日デイジー/プレクストーク パートナー ミーティングで上田へ行って来ました。
各地の音訳者、ユーザー、関係者が集まりデイジー使用の現状、将来への展望等を話し合いました。
テープ録音はテープがもう生産されなくなるので早く全体がデイジー化する必要があること。いずれはパソコンが要らないウェブ専用端末機からの音声配信に移行するであろうことなど時代はどんどん変化していくようです。
デイジー録音してあればCDでもウェブ配信でもいいわけでユーザーはとても便利になるのですが、ユーザーが利用できる環境になることがいちばん大事でその普及が心配。
お茶をどうぞ

22日は「大田区休養村とうぶ」宿泊
ゆっくり話す時間があると始めてお会いした方とも意見交換ができ、「音訳の部屋」で読み方辞典を制作している私も使われ方などをお聞きしてこれからの参考になりました。
視覚障害者や他に録音図書を必要としている方たちにあまり負担がかからないように、情報格差がないように行政に働きかけていくことも必要なのでユーザー、点字図書館、社会福祉協議会、ボランティアそして企業も一緒になって協力していく必要性を感じます。
全国ネットはこういう観点からも必要ですね。
23日は最後の紅葉を楽しみながら島崎藤村記念館等を散策しました。
友人がたくさんできた2日間でした。またお会いできることを楽しみにしています。

「極黒」の読み方

2007年11月18日

「極黒」
今日、朝日新聞beに出ていた言葉です。
セーラー万年筆が04年11月に発売した顔料インク「極黒(きわぐろ)」の売れ行きがいいとの記事。
「極黒」は色名の読み方にはないので調べてみました。
セーラー万年筆のホームページは「極黒(きわぐろ)」です。→こちら
横手市観光協会の横手の野菜がいっぱい「極黒」(ごくぐろ) 中濃ソース。→こちら
マットブラック|表面処理剤 極黒(ごくぐろ)こちら
 表面処理剤には黒鉄(くろてつ) と言う言葉も載っています。
皆、黒を使った商品名ですが実際の「極黒」が色として今後どのように読まれていくのか興味のあるところです。 [emoji:v-273]
日本国語大辞典によると
極を(きわ・きわめ)と読むのは 極日(きわめび)極仕舞(きわじまい)極書(きわめがき)等があり
極を(ごく)と読むのは 極色(ごくしき)極味(ごくみ)極彩色(ごくさいしき)等たくさんあります。
極月・・・年の極まる月(12月の異称)は(ごくげつ・きょくげつ・きわまりづき・きわまるつき)等の読みがあります。
商品名をつけるときに企業は字の読みも調べていろいろ考えるのでしょう。
色として読みが使われるときにはどのようになっていくのでしょうか。

音ボラネット通信 第2号

[emoji:v-4]
音ボラネット通信 第2号が届きました。
TOPの記事はホームページがリニューアルしたお知らせです。→こちら
情報いろいろのページには「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」受講生募集も載せてもらいました。
ホームページは更新が重要なのでお互いに頑張りましょうね。
「全国音訳ボランティアネットワーク」は春にできたばかりですが、代表の藤田さん初めスタッフの皆様が熱心なのに感心します。
関連する多くの会に情報を得ようと出かけられる様子が通信を通して伝わってきます。これから各地の音訳グループ、利用者、点字図書館、学校、企業等を結びつけて行くことでしょう。
各地の音訳グループの様子が分かるのもいいですね。皆、悩みを抱えていることが分かり、若い人にどう引き継いでもらうかもこれからの課題のようです。
全国ネットに理解のあった名古屋情報文化センターの浦口さんが急逝されたことがつらいニュースでした。浦口さんのネットへの応援はずっと会に残ると思います。
「ゆっくりやっていけばいい」と言う浦口さんの言葉がネットに対する贈り物だと思います。
会員もスタッフにあまり多大な期待をせず、協力してゆっくり堅実に進むことが長く続くことにつながると思います。
音ボラネット通信 第2号を読んでの私個人の感想です。
今日は秋晴れ。
山中湖近辺にイボ神様の取材に行って来ました。→こちら
今年は紅葉が遅れているようでモミジが美しく、遠くに見える山々がなんとも言えない色合いで絵になるのですが、写真にその色が出せませんでした。残念!
山中湖の紅葉

「音訳・点訳のためのインターネット講座」(沼津会場)

2007年11月9日

静岡県立中央図書館主催 平成19年度第二回「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」の参加者募集が今日から始まりました。
二人の音訳者

今回の「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」は
沼津市立図書館で12月9日(日)13:00~16:00に開催されます。
静岡では各人がパソコンを使用して講座をしてきました。パソコンの苦手な方やインターネットを利用したことがない方は参加しにくかったと思います。
今回は講師のみパソコンを用いてネットにつなぎ、受講生はテキストとプロジェクター画面を見ながらの講座です。
日曜日の講座は非常に珍しいことです。
お仕事をお持ちの方でボランティアをなさっておられる方はぜひご参加下さい。
県外の方も参加OKです。
お申し込みは 電話・FAX・メール・県立図書館カウンターで受け付けています。
申し込み等詳しくは下記ページをご覧下さい。
音訳の部屋」の講座のページ
静岡県立中央図書館講座のお知らせのページ  
PDF(アクセス説明もあり)

清春白樺美術館&韮崎大村美術館

2007年11月5日

清春白樺美術館こちら
清春白樺美術館

11月4日ネットで紅葉情報を見て清春白樺美術館の桜が見頃だと知り、いつも行ってみたいと思っていた美術館なので早朝、静岡を出発。
山梨県北杜市にある清治芸術村は清春小学校の跡地にあり、多くの桜の大木の葉が陽に染まって真っ赤です。数日で散ってしまうでしょう。
芸術村の一角にある清春白樺美術館は白樺派の作家の絵と文学を蒐集。
特にルオーの企画展示室は吉井長三氏が蒐集(しゅうしゅう)された作品群を目の高さで見ることができます。
ルオーの礼拝堂ではルオーが制作したステンドグラスと木製のキリスト像をすぐそばで鑑賞、心豊かになりました。
天気が良く陽射しも優しかったのでレストラン・ラ・パレットのテラスで南アルプスの山々を見ながらお食事をいただきました。


韮崎大村美術館こちら(現在 表紙と地図)
清春白樺美術館にパンフレットがあり2007年10月27日に韮崎大村美術館が開館したことを知りました。近くでしたので、車で一路韮崎市へ。
一週間ほど前に開館したばかりの眺めがすばらしい美術館。隣に温泉施設も併設です。
世界的科学者である大村智氏が特許で得た資金で購入した美術品を故郷に美術館を造り共有財産として皆に見せたいと開設。主に女性芸術家の作品を展示・収蔵する全国的にも珍しい美術館。大村さんは1年以内に建物と敷地、作品すべてを同市に寄付することにしている・・と言う。
開館記念展の「女流画家の世界」もすばらしく、眺めも素敵ですが、それにも増して、研究により得た資金で蒐集(しゅうしゅう)したものを社会に還元すると言うその考えがすばらしいと思う一日でした。
情報:美術館と館長 大村智(おおむらさとし)氏→(1) / (2)

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