言葉の読み方

KITAGAWA通信 No.48 2016.2.1

2016年1月11日
寒中お見舞い申し上げます。
北川先生より「KITAGAWA通信 No.48 2016.2.1」を送っていただきました。 トップページよりご紹介します。

「音訳・点訳のための読み調査ガイド」第2刷 好評発売中!

ーーーー以下 KITAGAWA通信 No.48 より

「音訳・点訳のための読み調査ガイド」第2刷 好評発売中!
ー視覚障害者サービスの向上にむけてー 北川和彦 著
B5/310頁 定価本体4700円+税
2012年6月刊行 お求めは全国の書店からお取り寄せください。
問合わせは日外アソシエーツ営業本部
〒143-8550東京都大田区大森北1-23-8
TEL 03-3763-5241(代) FAX 03-3764-0845
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北川先生のボランティア活動のためのシリーズ・モノグラフ・研修会テキストの在庫一覧を変更しました。
こちら(音訳の部屋内)

KITAGAWA通信 No.48には「川口朗読奉仕の会」が視覚障害者等のための複製または自動公衆送信が認められる者として、指定された団体になり、これから第37条の指定を受けたいと考えている団体の参考になるようにと寄稿した文章が掲載されています。

昨日、神奈川県二宮町の吾妻山公園へ菜の花と水仙を見に行ってきました。花は今が見頃、今年の春は早いのでしょうか。富士山の雪もいつもより少ないようです。→こちら
2016-01-10 10.22.52

日本初、元素に命名権・理研の113番作製認定される

2015年12月31日
大晦日、今年最後の嬉しいニュースです。
日本初、元素に命名権・理研の113番作製認定されました。

ーーーーー以下YOMIURI ONLINEより
理化学研究所(埼玉県和光市)は31日、2004年に発見した原子番号113の元素について、化学者の国際組織「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」が正式に理研チームを発見者と認定、命名権が与えられたと発表した。

日本のチームが元素の発見者になるのは初めて。中学や高校の教科書などにも掲載されている元素の一覧「周期表」に、日本発の元素名とアルファベットの「元素記号」が載ることになる。

元素の種類と原子番号は、原子の中心の原子核を構成する陽子の数で決まる。理研仁科加速器研究センターの森田浩介グループディレクター(九州大教授)(58)らのチームは04年7月、原子番号30の亜鉛(陽子数30個)を加速器で秒速3万キロ・メートルに加速、原子番号83のビスマス(同83個)に衝突させて合成し、113番元素(同113個)の作製に成功した。05年と12年にも同じ方法で、113番元素を合成した。
ーーーーー以上YOMIURI ONLINEより

理化学研究所(りかがくけんきゅうしょ)
国際純正・応用化学連合(こくさいじゅんせい・おうようかがくれんごう)
IUPAC( International Union of Pure and Applied Chemistry)アイユーピーエーシー(アイユーパック)とも
垓(がい)数の単位。1京(けい)の1万倍。10の20乗。

理研仁科加速器研究センター
仁科芳雄名誉教授を記念する研究センターで、主として重イオン加速器やリニアック、放射光実験などの研究を行うセンター
仁科芳雄(にしな よしお)
森田浩介(もりた こうすけ)九州大教授

元素の周期表→こちら

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今年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。
静岡では昨日、日本平動物園からレッサーパンダのスミレが動物園圏外へ脱走し、31日午前9時46分動物園・第1駐車場の裏山にて、無事確保。年内に解決してホッとしました。動物園の皆様もゆっくりと新年を迎えられるでしょう。

sumire 脱走したスミレ

sumire2
高さ20mの竹の先でササの葉を食べていたスミレ

詳しくは→こちら

「音ボラネット通信」第26号&北里大学の読み

2015年12月11日

「音ボラネット通信」第26号が届きました。
~あいさつ~に代表の藤田さん始めスタッフの皆様の情熱を感じます。会が出来てまもなく10周年。全国で情報を欲しがっていた音訳者の拠りどころとなり、絆を深めてきました。情報を共有できることに感謝します。

今回の音ボラネット通信より「北里大学」の読みを取り上げてみました。
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「音ボラネット通信」第26号<編集後記>「きたと」か「きたと」か
ーー以下、川上典子さん記名の編集後記から
ノーベル賞受賞で脚光を浴びた北里大学。北里柴三郎が留学した時代、医学はドイツ語が主流だった。ドイツ語で「SA」は「ザ」と濁る。したがって柴三郎がサインした「KITASATO」は「きたざと」と読むのが本当。
しかし、戦後、英語が主流となり、ドイツ語読みではなく、英語読みになってしまって「きたさと」といわれ、そして今度の受賞で「さと」と読むのが世界的に決まってしまったようだ。
なにか違和感をぬぐえないでいる私。
ーー以上、川上典子さん記名の編集後記から
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大村 智(おおむら さとし)さんがノーベル医学・生理学賞を受賞されて北里大学・北里研究所がクローズアップされました。

北里大学の読みについては、音訳の部屋にもいろいろなお便りをいただいています。
Wikipediaでもずっと読み方に揺れがありました。
大学側が「きたさと」と言っているので落ち着いてきたようです。

NHKの放送
北里研究所(きたさとけんきゅうしょ)
北里大学(きたさとだいがく)

北里大学ホームページ
北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)→こちら(北里大学WEB内の子供向けページ)

北里柴三郎は慶応義塾大学と関係が深いので慶応関係の書籍や経歴では昔からの(きたざと)が多いようです。

所在地は(郵次郎・マピオン等)北里(きたざと)

北里大学病院、北里大学相模原キャンパス等
住所 神奈川県相模原市南区北里(さがみはらしみなみくきたざと)

北里柴三郎記念館(きたさとしばさぶろうきねんかん)読みは以前、問合せました。
住所 熊本県阿蘇郡小国町北里(あそぐんおぐにまちきたざと)

Wikipediaでは
北里柴三郎(きたさと しばさぶろう)になっていますが
孫の元・明治製菓(株)社長の北里一郎氏は(きたざと いちろう)になっています。
現在:Meiji Seika ファルマ株式会社(メイジセイカファルマ)最高顧問

以前、明治製菓のホームページでは社長北里一郎(きたさと いちろう)になっていました。
音訳の部屋を応援してくださる大学関係の方が北里一郎氏と懇意とのことで直接聞いてもらったところ、ご本人は「どちらでも良い」とのこと。

北里一郎氏は(きたざと いちろう)が多いようですが→こちら、産学官の道しるべでは北里一郎(きたさと いちろう)になっています。→こちら

図書館でも 大学図書館の本をさがす(CiNii Books)などでは
ーー
『北里柴三郎の人となり』
北里, 一郎
キタザト, イチロウ

書誌事項
北里柴三郎の人となり
北里一郎著
北里研究所, 2012.6
タイトル読み
キタサト シバサブロウ ノ ヒト ト ナリ
ーー
『北里柴三郎の人と学説 : 九州大学医学部講演会より』
北里, 一郎
キタザト, イチロウ

書誌事項
北里柴三郎の人と学説 : 九州大学医学部講演会より
北里一郎講演
田代信維, 1996.10
タイトル読み
キタザト シバサブロウ ノ ヒト ト ガクセツ : キュウシュウ ダイガク イガクブ コウエン ヨリ

ーー

図書館検索では稀ですが、有名な方でも、違う言い方の読みがあります。
水上勉・柄谷行人・山崎豊子など・・・
大学図書館の本をさがす(CiNii Books)には別名で読みが書いてありますので参考にしてください。
図書館は書籍の検索のためにあり、私たちは利用させていただいているだけですのでご承知ください。
郵次郎等は郵便番号検索のため、マピオン等は地図の検索のためにあります。

ルビがついていたらそのままに、ない時には調査したうえで、所属の方に相談して下さい。

2015年・赤ちゃんの名前ランキング(明治安田生命調べ)

2015年12月4日

2015年12月4日
明治安田生命より毎年恒例の名前ランキングが発表されました。10位までの読み方を記載します。
ーーー以下明治安田生命 名前ランキング 表記についてより抜粋
男の子の名前は、2007年~2011年まで5連覇を達成した『大翔』くんが昨年の2位から通算7回目のトップに返り咲き。2位の『悠真』くんは昨年5位からのランクアップ。『蓮』くん・『陽太』くんも昨年に続いてベスト5入りするなど、上位陣は順位変動こそあるものの、安定した人気を維持しています。また、ベスト10を見ると、「翔」の字が4つ、「陽」の字が3つランクインしており、特定の漢字へ人気が集中する傾向がみられました。

女の子の名前は、『葵』ちゃんが2007年以来8年ぶりにトップに返り咲き。2位の『陽菜』ちゃんは、昨年1位から順位を下げたものの、依然根強い人気を維持しています。また、ベスト10を見ると植物に関連する字を使った名前が人気で、『葵』ちゃんのほか、『さくら』ちゃん、『花』ちゃん、『花音』ちゃん、『陽葵』ちゃんが昨年から大きく順位を上げています。
ーーー以上明治安田生命 名前ランキング 表記についてより抜粋

男の子 1位~10位の読み方
1位 大翔(ひろと・やまと・はると・おうが・だいと・たいが・つばさ)
2位 悠真(ゆうま・はるま)
3位 蓮(れん)
3位 陽太(ようた・ひなた・はるた・はると)
5位 湊(みなと・そう)
6位 颯太(そうた・はやた)
6位 陽翔(はると・ひびと・ひなと・やまと)
6位 颯(はやて・そう・りく・いぶき・はやと)
9位 陽向(ひなた・ひゅうが)
9位 大和(やまと)
9位 結翔(ゆいと・ゆうと・ゆうひ)
9位 悠翔(ゆうと・はると)

女の子 1位~10位の読み方
1位 葵 (あおい・ひまり・あお)
2位 陽菜(ひな・はるな・あきな)
3位 結衣(ゆい)
4位 さくら
5位 凛(りん)
6位 花(はな)
7位 結愛(ゆあ・ゆいな・ゆい・ゆな)
7位 花音(かのん・はなね・はなの)
7位 心結(ここな・みゆ・こころ・みう・ここみ・こゆる・みゆう)
7位 陽葵(ひまり・ひなた・ひより)

ルビがないと読みが難しい名前があります。音訳・点訳では悩むこともあるでしょうね。
名前にはルビをつけてほしいと思います。

明治安田生命のサイトには読み方ベスト50など興味深い記事があります。→こちら

文化勲章に7人 文化功労者に16人

2015年10月30日

2015年10月30日

文化勲章に7人 文化功労者に16人選出

日経新聞WEB・NHK等参照

<文化勲章>(敬称略)

大村智(おおむら・さとし)(80)北里大特別栄誉教授。抗寄生虫薬「イベルメクチン」を開発し、関連分野の発展と人類の健康に多大な貢献をした。

梶田隆章(かじた・たかあき)(56)東大宇宙線研究所長。素粒子「ニュートリノ」に質量があることを実証、宇宙や物質の根源の解明に道を開いた。

塩野宏(しおの・ひろし)(84)東大名誉教授。新たな理論的基礎を築くなど、行政法学研究を今日の水準に高めるのに主導的な役割を果たした。

志村ふくみ(しむら・ふくみ)(91)染織家。植物染料による色糸を生かした独自の作風で、つむぎ織の芸術的価値を飛躍的に高めた。文筆にも優れた才能を発揮した。

末松安晴(すえまつ・やすはる)(83)東京工業大栄誉教授。光通信工学を育成し、波長可変半導体レーザーの開発に寄与。高速通信ネットワークの実現に貢献した。

仲代達矢(なかだい・たつや、本名仲代元久=なかだい・もとひさ)(82)俳優。映画「影武者」などに出演、重厚感ある個性的な演技で圧倒的な存在感を示す。

中西重忠(なかにし・しげただ)(73)京大名誉教授。グルタミン酸受容体の実体を解明するなど、神経伝達の基本的メカニズムを世界に先駆けて明らかにした。

<文化功労者>敬称略)

梶田隆章(かじた・たかあき)今年度の文化勲章にも選ばれた。上記参照

安西祐一郎(あんざい・ゆういちろう)(69)日本学術振興会理事長。認知科学のパイオニアとして先駆的な成果を挙げ、情報科学と認知科学の融合を先導した。

大隅良典(おおすみ・よしのり)(70)東京工業大栄誉教授。細胞の自食作用「オートファジー」に関し、分子機構や多様な生理的意義を解明した。

岡崎恒子(おかざき・つねこ)(82)名古屋大名誉教授。短鎖DNAによるDNA複製の普遍的原理を明らかにし、「岡崎フラグメント」とたたえられる。

尾上菊五郎(おのえ・きくごろう、本名寺嶋秀幸=てらじま・ひでゆき)(73)歌舞伎俳優。さっそうとした芸風と美しい容姿で高い評価を受け、近年は新作にも出演。

川淵三郎(かわぶち・さぶろう)(78)日本サッカー協会最高顧問。日本初のプロサッカーリーグ「Jリーグ」を開幕させ、地域スポーツの発展に尽力した。

黒柳徹子(くろやなぎ・てつこ)(82)俳優。司会を務める「徹子の部屋」は放送回数1万回を超える長寿番組として親しまれる。ユニセフ親善大使としても活躍。

佐々木毅(ささき・たけし)(73)東大名誉教授。プラトンなどの政治思想研究を基盤とし、現代政治の分析においても顕著な研究業績を挙げた。

西村暹(にしむら・すすむ)(84)筑波大客員研究員。発がんにおけるDNA損傷の分子機構を研究し、がん科学や多くの臨床研究分野に貢献。

野坂操寿(のさか・そうじゅ、本名野坂恵子=のさか・けいこ)(77)箏曲家。箏曲の新しい領域を広げる演奏活動を意欲的に展開した。「二十絃箏」なども開発。

野村万作(のむら・まんさく、本名野村二朗=のむら・じろう)(84)狂言師。気品とすごみを併せ持つ舞台は秀逸で現代劇にも出演。狂言を広く認知させた。

野本寛一(のもと・かんいち)(78)近畿大名誉教授。生活伝承について、自然環境との関係に着目し「生態民俗学」という新しい概念を提唱、優れた業績を挙げた。

橋田寿賀子(はしだ・すがこ、本名岩崎寿賀子=いわさき・すがこ)(90)脚本家。「おしん」「おんな太閤記」など名作を生み、日本文化の海外普及にも功績。

浜川圭弘(はまかわ・よしひろ)(83)大阪大名誉教授。省資源型の太陽電池の発明など優れた業績を挙げ、太陽光発電の世界規模の普及に大きな役割を果たした。

三谷吾一(みたに・ごいち、本名三谷伍市=みたに・ごいち)(96)工芸家。輪島塗の沈金職人として、独特の点彫り技法と透明感のある彩色法で高く評価される。

皆川博子(みながわ・ひろこ)(85)小説家。「恋紅」は直木賞を受賞。時代小説やミステリーなど幅広い分野で第一線の活躍を見せ、若手にも大きな影響を与える。

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