参考資料

「ないーぶネット」から「サピエ」へ

2010年4月19日

情報提供ネットワークが変わりました。

2010年3月までは
 ないーぶネット:視覚障害者用図書情報ネットワーク

2010年4月からは
 サピエ:視覚障害者情報総合ネットワーク

になりました。

録音図書貸出形態は
ないーぶネットは録音(カセットテープ)、デイジー、一般CD(朗読CDなど)でしたが
サピエはカセットテープ、音声デイジー、オーディオブック、音声解説、テキストデージー、マルチメディアデイジー
になりました。

詳しくはサピエのサイトをご覧下さい。→こちら

『光は闇より② 点字の父 ルイ・ブライユ』北川和彦著

北川先生よりKITAGAWA通信 No.40 2010.3 を送っていただきました。
近著を皆様にご紹介します。

KITAGAWA通信 No.40 2010.3 より 紹介
—————————————以下KITAGAWA通信 No.40 TOPページより
光は闇より 第2部
点字の父 ルイ・ブライユ 生誕200年
記念切手(カラー)と写真で構成

 2009年はルイ・ブライユ生誕200年の年で、世界各国で盛大な記念行事が開催されました。記念切手も各国から発行されましたので、これをカラーで収録し、私が1982年にパリを訪れた時訪問した、ルイ・ブライユ関係施設の思い出の記を写真とともに紹介し、「光は闇より」の第2部として発行します。
(内容)
○世界各国のルイ・ブライユ生誕記念切手(5頁)
○ルイ・ブライユ博物館訪問記
○ヴァランタン・アユイ協会(ルイ・ブライユ図書館)訪問記(沿革・組織予算・図書館サービス)
○ルイ・ブライユ関係文献目録(邦文)
○石川倉次生誕150年(ブライユ点字の翻案)
○点字の文化展(1990 東京)
B5判 28頁(カラー5頁) 850円
発行 2010年3月 200部限定
お申込みはFAXまたは葉書で氏名・送付先住所・部数を明記の上お申込みください。

ルイ・ブライユの業績について、天声人語(2009.1.4)からその一部を抜粋して紹介します。
「点字を考案したルイ・ブライユがフランスに生れて、今日で200年になる。▼3歳で失明、盲学校にいた15歳の時、軍の夜間伝令を参考に3×2で並ぶ点字をあみ出した。6つの点で字や記号を表す方式はやがて世界に広がる。目に見えなくても、読み書きを学び、主張し、創作できるようになった。▼面識のない人と、見えない世界を一部でも共有できるのは、19世紀の偉人のお陰である。点字、手話、外国語。伝え合う手段は、人生と社会をずっと豊かにする。」

(申し込み先)KITAGAWA通信 No.40 最終ページより
〒262-0019 千葉市花見川区朝日ヶ丘2-2-23-301 北川和彦(葉書またはFAXで)

—————————————以上KITAGAWA通信 No.40 より

FAX番号・送料については「音訳の部屋」内のページ参照 →こちら

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北川先生よりKITAGAWA通信 No.40 2010.3 を送っていただきました。
以上ご紹介です。

日本(にほん・にっぽん)の読み方について

11月23日
「勤労感謝の日」
日本国語大辞典によると「勤労をたっとび、 生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」

最近は働きたくても働くところがない若い世代が大変。
早く若者が労働に意欲を持てる時代になって欲しいものです。

先日、友人と「日本の読み方」についてメールで話しました。
国名も(にほん・にっぽん)、その時々で読み方が違い、おおらかといえばその通りで、世界にも類がありません。

私も音訳の部屋で「日本の読み方」を作成しています。→こちら
NHKからいただいた資料、通信社からいただいた資料など好意的にいただいた資料をもとに、電話をしたり、メールで用途を話してお聞きしたりしています。
電話で窓口の人に聞いた読み方は必ずしも正確な読み方とは言えません。

以前、朝日新聞モンジローでの取材も受けましたが、報道関係でも日本の読みは悩みであるようです。
四季報などで正式に届け出ている読み方と会社で報道に使って欲しい読み方が違うことも多いのです。

「日本航空」などは四季報では「ニッポンコウクウ」ですが通称は「ニホンコウクウ」
会社に聞くと一般的には「ニホン」で読んで下さいとのこと。
会社が届ける日本書籍出版協会のISBNの届出によると関係するものが「ニホンコウクウ~~」になっています。→こちら より入力

先日、友人と話した例で 日本青年館 について
ホームページ(HP)のアルファベット表記はnipponになっているのですが、一般的には「ニホン~~」と言っているので電話で
利用する目的を話しお聞きしました。
返事は以下の通りです。
**********************
日本青年館 総務課に聞きました。
本来は にっぽん だそうですが通称 にほん としているそうで、にほんと読んでくださいとのこと。HPのローマ字表記はNIPPON
**********************
日本航空と同じですがこちらはHPにNIPPONとあるのでなお分からなくなります。

日本銀行は最近HPの子供向けのページに「ニッポン」ですと書いてありますからそれで良いのでしょう。
NHKも以前は「ニチギン」とのみ言っていましたが、最近は「ニッポンギンコウ」とも言うようです。
お札はNIPPONです。

一般的にはローマ字表記全てが読みに通じるものでもないようです。
外国向けにNIPPONとしているところもあり社内でも統一がない場合もあります。

音訳の部屋で会社の名前を「ニホン」のところに分類していたら、該当する会社の新入社員から「ニッポン」だとお叱りの言葉をいただきました。
そこで会社の総務課に理由を話して聞きますと正式は「ニッポン」だが通称は「ニホン」で、世間一般ではそのように通用しているから「ニホン」に入れてくれと言われましたので、その経由も読み方辞典には入れてあります。

今朝、ネットを閲覧していたら
国名の日本について閣議決定でどちらでも良いということが書いてあるページを見つけました。→こちら
テレビ朝日の日本語研究室にも読みの調査が載っています。→こちら

では どちらでもいいじゃないの! と言ってしまったらそれまで・・・
音訳・点訳は調査し正しく読むことが必要ですから。

国立国会図書館、小学館の日本国語大辞典、岩波書店の広辞苑などでは、文献上明らかに「ニッポン」とされている以外は「ニホン」としているようです。
日本国語大辞典第10巻「日本」の中に次のように書かれています。
**********************
~~~本辞典では、文献上明らかに「ニッポン」と記されている場合以外は、すべて「ニホン」として扱った~~~
**********************

日本の読みの扱いをどのようにするか。
このように、辞書や図書館でさえ難しいのです。
音訳の部屋では、声を出して読む必要がある放送局の資料他いろいろ調査をして掲載していますが、これは私個人の調査であり世の中にどのように読みが通用しているか全てを調べることは困難です。
各所属の意見にしたがって読みを考えてください。

私見ですが
調査は必要ですが、のめり込まないで、どこかで調査をこれでよしとしなくてはならない時もあるでしょう。
一般の読みとローマ字表記が一致していない場合も多々あります。
読む人が調査して読んだとき、校正する人が自分だけの判断で直すと混乱します。
そこで典拠が必要になります。
このような時に、図書館や辞書がどのような考えで作っているかを知っていることは大切です。

音訳の部屋は私個人が調査した範囲内であることを承知して使ってください。
気をつけてはいますが変換、記載の間違い等もあると思います。
その時には典拠を添えてメールをいただければ幸いです。

SATなど医学用語(医学略語)をお調べの方へ

2008年2月5日

最近「音訳の部屋」へ SAT など医学用語(医学略語)の調査でいらっしゃる方が多いのですが、「音訳の部屋」は読み方調査のために制作しています。
『最新 医学略語辞典』(中央法規出版)に医学略語がでていますのでお知らせします。
我が家には1992年1月25日初版第15刷発行がありますが、現在は第4版のようです。
SAT等、略語のスペルと意味が載っています。
専門書が欲しい方にお知らせです。

参考までに医学略語 
SAT structural atypism 悪性腫瘍の構造異型 『最新 医学略語辞典』

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2010/09/07 ネットで SAT  について調べました。
SAT (subacute thrombosis)は心臓外科などで使われる言葉
   subacute・・・・亜急性 亜急性の 亜急性型の
   thrombosis・・・血液用語で血管内で血液が凝固してかたまり(血栓)ができた状態
    
財団法人日本心臓財団のページでは
亜急性冠閉塞(SAT:subacute coronary thrombosis)と記載があります。

他には
subacute thrombosis
亜急性血栓症
亜急性血栓性閉塞

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