硫黄島は「いおうじま」から「いおうとう」に 国土地理院
映画「硫黄島からの手紙」が公開された時、音訳者より硫黄島の読みについて質問を受けました。
ネットで探すと原題は「LETTERS FROM IWO JIMA」です。
現在映画の参考サイト→こちら
今日の読売新聞、毎日新聞、時事通信のネットニュースに旧島民の訴えで国土地理院が呼称及び地図の表記を「いおうじま」から「いおうとう」へ変更することが記載されていました。
以下読売新聞のネット配信からの記事の引用です。記事がなくなる可能性があるのでここに転記させていただきます。現在の記事は→こちら
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国土地理院(茨城県つくば市)は18日、太平洋戦争の激戦地として知られる硫黄島(東京都小笠原村)の呼称を「いおうじま」から「いおうとう」へ変更することを決めた。
北硫黄島、南硫黄島も、ともに「とう」に統一し、地図の表記も「とう」となる。
小笠原村によると、戦前から旧島民らは「いおうとう」と呼んでいたが、昨年公開された米国映画「硫黄島(いおうじま)からの手紙」の影響もあり、テレビなどで「じま」と発音されることが多くなったため、旧島民から苦情が寄せられていたという。村は国土地理院に対して呼称の変更を要請していた。
国土地理院によると、硫黄島は1968年の本土返還後、「とう」と地図では表記されたが、82年に都の公報に基づき「じま」に修正された。米国では戦時中から「じま」と呼ばれていたという。
硫黄島は東京から南に1250キロ離れた、周囲22キロの火山島。戦争中に米軍との決戦に備え、島民は強制疎開させられ、現在も立ち入りは制限されている。
(2007年6月18日19時32分 読売新聞)
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[emoji:v-157] 国土地理院の今回の硫黄島に関する呼称変更のページがありました。
→こちら
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[emoji:v-206] 音訳・点訳する私たちはルビがふってあったり、映画で音声のあるものはその読みに従えますが、ルビのない今までの書籍はどう読むか難しいですね。
国土地理院が変更と言うことは地理の読みとしては今後「いおうとう」と読むのでしょう。
ただこういう変更があったということを知っておくことは大切と思い、記事のあるうちに記載しておきます。明日の朝刊に載るかも知れませんが。