「音訳の部屋」リビングルーム

医療関係(医学・薬学・三療・健康等)の音訳を考える-シンポジウム

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全国音訳ボランティアネットワークより6月7日(土)のシンポジウム「医療関係(医学・薬学・三療・健康等)の音訳を考える」の案内が届きました。→こちら
医療関係の音訳者と文部科学省管轄の盲学校、厚生労働省管轄の視力障害センターの先生方、利用者が集まり、現在の様子と課題を話し合う会です。
そうですね・・・特に医療関係は利用する人がいて、指導する人がいて、音訳者がいる・・・皆つながっているのですが、普段は意識しませんね。
皆が集まって、利用者の希望と書籍の内容説明に苦労する音訳者の声など話し合うのも必要なのでしょう。
音訳者については、医療関係のものを読む人に限定の会で人数も制限があるようです。
「音訳の部屋」で医学用語の読み方を作っている者として、ネットでどのように使われているのか気になるところですので出席しようかと検討しているところです。

『KY式日本語』 ローマ字略語がなぜ流行るのか

2008年4月12日

チューリップイラスト

『KY式日本語』を読みました。


『KY式日本語』 ローマ字略語がなぜ流行るのか
北原保雄(きたはらやすお)編著
「もっと明鏡(めいきょう)」委員会 編集
大修館書店 
書籍内容について→こちら


昨年から「KY内閣」と言う言葉がメディアにでました。
ローマ字略語で 
KY(ケーワイ)=Kuuki Yomenai(空気読めない)
派生語として AKY(あえて空気を読まない) などたくさんあるようです。
書籍には439語が収録されています。
表現効果として
遠回しに表現できる。周囲から際立たせる。仲間意識を高める。言葉遊びが楽しめる。・・・等があるようです。
背景には
ローマ字で日本語を打つ時代。略語氾濫の時代。携帯電話のメールやインターネットが普及。さまざまな分野の人と話す機会の減少。・・・等が取り上げられています。
詳細は書籍を読んでもらえば分かるのですが
音訳や点訳の原本に KY式日本語 がたくさん出てきたらどう対処するのかとそちらが気になります。
どちらかと言うと軽いのりで言うことが多いでしょうから、説明を入れすぎてもおかしいでしょうし、そのまま読んでも分からないでしょうから難しいですね。
本を読んで面白かったのは
NHK(=日本放送協会) SKD(=松竹歌劇団) KK(=株式会社)
等は昔から使われているKY語だということ。
軍隊にもローマ字略語はあったようです。
毛嫌いしないで、なるほど・・・と面白く読むように著者は意図しているようです。
いくつか取り上げてみると
AM(えーえむ)=Atode Matane(後でまたね)
ATM(えーてぃーえむ)=Ahona Touchan Mouirahen(アホな父ちゃんもういらへん)
3M(すりーえむ)=Majide Mou Muri(マジでもう無理)
ODD(おーでぃーでぃー)=Omae Daigaku Dousuru(お前、大学どうする)
MMK(えむえむけー)=Motete Motete Komacchau(モテてモテて困っちゃう)*旧日本海軍の隠語
難しいですね~~ 分かります?

会計・金融・経済・株式用語読み方辞典制作

2008年4月3日

新年度になりました。春は新しい生活の始まりです。
静岡県点字図書館のホームページで点訳・音訳ボランティアを募集しています。→こちら
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現在、アメリカのサブプライムローンショックが世界に広がっています。
日本も大きな影響を受け毎日、報道は会計用語であふれています。
音訳・点訳で経済の本を読んだり、新聞を読んでいる方も多いと思います。
会計・金融・経済・株式・先物取引全般の用語の読み方をまとめました。→こちら(音訳の部屋)
相場の用語などは資料によって読み方が違うこともありますのでご承知下さい。
皆様のお住まいの地域、桜の開花はいかがですか。
静岡では満開の桜と、そろそろ散り始めた桜があります。
明日から静岡まつり、桜にもゆっくりまつりを楽しんで欲しいものです。
もう少しすると今度は八重桜が咲き始めますから、まだまだ桜は楽しめます。
全国音訳ボランティアネットワークの外堀通りの桜並木も綺麗ですね。→こちら

Google オフィス 訪問

2008年3月29日

お茶をどうぞ
昨日、渋谷区 セルリアンタワーにあるグーグル株式会社へ行って来ました。
夫が年末年始休暇に作ったGoogleマイマップがベストマイマップ優秀賞に入ったので
取材協力した私もGoogle マイマップ EXPO AWARD(授賞式)について行きました。
こちら
Googleのオフィスなど滅多に入ることは出来ません。
もちろん控え室と会場など限られたところだけです。
思っていたとおり働いている人たちが皆、若い人ばかりで服装なども自由。
一般の会社の雰囲気とは全く違います。
新しい発想は自由な環境からでるのかな・・・と感じました。
「音訳の部屋」は<サイト内検索>や<用語の読みの検索>にGoogleを利用しています。
「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」でもGoogleを利用した検索方法を項目の一つにしていますのでGoogle訪問は感慨深いものでした。
これからも検索方法等、便利な機能を考えて下さることを期待しています。

国内最古の鋳造貨幣「富本銭(ふほんせん)」に別タイプ

2008年3月18日

静岡新聞朝刊TOPに日銀総裁の人事の記事がありました。
世界経済が混迷の中、金融の要の人が早く決まるといいですね。
その記事のすぐ下に 
「富本銭」に別タイプ がありました。興味深い記事です。
----------------以下静岡新聞朝刊より
日本初の本格的都城、藤原京(奈良県橿原市、694~710年)中枢の藤原宮跡で出土した国内最古の鋳造貨幣「富本銭(ふほんせん)」が、「富」に「ワ」かんむりを用いるなど字体が異なる別タイプと分かり、奈良文化財研究所が17日、発表した。
日本書紀に記された持統天皇の時代の造幣局に当たる「鋳銭司(じゅせんし)」が造った可能性があり、律令(りつりょう)国家を目指した国造りと連動する貨幣の変遷を知る資料となりそうだ。
・・・以下続く・・・銅銭の本格的な普及は708年の和同開珎(かいちん)からではないか。
----------------以上静岡新聞朝刊より抜粋
都城(とじょう)広辞苑より
関連記事→此方

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