「朗読ボランティアネットワーク・北海道」講座終了
2016年7月12日
7月9日(土)、「朗読ボランティアネットワーク・北海道」平成28年度研修会へ行ってきました。
参加団体は23。参加者は職員の方たちも含めて260名。毎年、研修会は道内の団体から多くの参加者が集まり、皆さま熱心だと聞きます。
午前の部で姉崎久志氏の「その先の、活動へ。」~時代の流れを受け止めた、切れ目のない活動のために~
を私も聞くことが出来ました。
2015年4月から北海点字図書館情報支援部長になられ、故郷、北海道のために活動しておられる姉崎氏。
神奈川県ライトセンターで仕事をなさりながら、「てんやく広場」「サピエ」にかかわり、音訳の発展のために尽くされている方のお話を聞くことが出来て幸運でした。
先生のお話は障害者に優しく、音訳ボランティア活動にも分かりやすく、丁寧です。
ボランティア活動には常習性と禁断症状が伴い、気付いた時には、音訳ボランティア活動をしていない自分の人生は考えられないほど充実しているはずです。・・・との言葉に皆さま、うなずいておられました。
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午後の部は「音訳のためのインターネット活用講座」
3時間使って~インターネットを利用した読みの調査のコツ~を共に学びました。
団体の方に少しお話を伺いました。
・札幌朗読奉仕会では読む方と校正の方が分かれており、それぞれ原本を持ち、対面で作り上げていくとのこと。デイジー編集室にはたくさんの機器が並び、多くの図書が出来上がっていくのが分かります。
ネットでの検索は読みの調査はもちろんですが、校正の方の確かめには役に立つと思います。
・小樽朗読友の会では日々、新聞の地方版を読んでユーザーに届けているとのこと。日々と言うのがすごいですね。地方版に出ているお亡くなりになった方も名前を問い合わせて読んでいるとのことで毎日の努力は相当のようです。
毎日、早くニュースを届けるにはネットでの読みの調べが適しているので、ぜひ上手く使ってほしいと思います。
3時間たっぷりの講座で、質問の時間が取れませんでしたが、私としてはもう少し時間が欲しいという気持ちでした。出席された皆様が便利になって下さるとうれしいと思います。
この音訳の部屋のブログ「音訳の部屋リビングルーム」に時事や災害に出てきた言葉の読みを調査して出してあります。ニュースを読む方は利用してください。
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静岡県三島市の「三島梅花藻の里」に続く、源兵衛川。現在、ミシマバイカモが清流の中で花開いて揺れています。カモがのんびりくつろいでいて、和やかな原風景です。