煎茶用語読み方辞典 か行 ()()()()(

(か)

海屋 (かいおく) →貫名海屋(ぬきなかいおく)
蟹眼 (かいがん) お湯が沸くときの形容。関連語:魚眼(ぎょがん)松濤(しょうとう)
会記 (かいき) 茶会の次第や内容と道具組みを記録したもの
懐紙 (かいし) *
懐中絹式 (かいちゅうけんしき) 懐中して使う絹式のこと 小形の袱紗をさすことが多い
開窯 (かいよう) *
偕楽園焼 (かいらくえんやき) 紀州藩び御庭焼 徳川治宝(はるとみ)
替急須 (かえきゅうす) *
替湯沸し (かえゆわかし) *
花王 (かおう) 牡丹の異名
花押 (かおう) *
案山子 (かかし) 菓子名 鳴子(なるこ)
鏡餅 (かがみもち) 神代(かみしろ)として餅を平たくしたもの
杜若 (かきつばた) 意匠菓子
柿南京 (かきなんきん) 熟柿と干柿の色をいっしょにしたような色のもの
柿南京茶碗 (かきなんきんぢゃわん) →柿南京
欠き餅 (かきもち) 鏡餅を欠き落として焼いたもの のし餅の煎餅
柿羊羹 (かきようかん) 岐阜大垣の名物
霞傾宝鼎 (かけいほうてい) 八橋売茶翁(やつはしばいさおう)
方巌曇熙(ほうがんどんき)遺愛の涼炉
関連語:舌出し(べろだし)笈(おい)
陰出し (かげだし) 大寄せの席
賭茶 (かけちゃ) 闘茶とも
花月菴 (かげつあん) 江戸時代後期の煎茶家田中鶴翁の庵号
花月菴鶴翁 (かげつあんかくおう) 江戸後期の文人 姓は田中(1782〜1848)
関連語:毛孔(もうこう)基行(きこう)聞中浄復(もんちゅうじょうふく)
風花 (かざはな) 雪の結晶をあらわす菓子名
画賛 (がさん) 関連語:掛幅(かけふく)白紙画賛(はくしがさん)
菓子器 (かしき) *
夏樹芳 (かじゅほう) 明朝後期から末期の文人 字は茂卿(もけい)(1551〜1635)
関連語:『茶薫(ちゃとう)』
菓子銘 (かしめい) 関連語:琳派(りんぱ)
霞樵 (かしょう) →池大雅(いけのたいが)
柏餅 (かしわもち) 五月の節句に供える餅
嘉靖 (かせい) 中国明時代の称(1522〜66)
嘉靖金襴 (かせいきんらん) 金襴手(きんらんで)が最も進歩した時代
加勢以多 (かせいた) 菓子
雅題 (がだい) 盛り物の主題にもとづいた題名
画中九友 (がちゅうきゅうゆう) 明末・清初の文人呉偉業(ごいぎょう)が「画中九友歌」という
詩にあげた当時の九人の文人
花中君子 (かちゅうくんし) 蓮の異名
華中亭道八 (かちゅうていどうはち) →高橋道八(たかはしどうはち)
火筋 (かちょ) 火箸のこと*WEB
勝手 (かって) *
勝手付 (かってつき) *
火斗 (かと) 火取(ひとり)十能(じゅうのう)逓火(ていか)とも
下投 (かとう) 茶葉を先に入れ上から湯を注ぐ飲茶の方法
下湯 (かとう) *
角山中しゅん篁翁薦事図録 (かどやまなかしゅんこうおう
せんじずろく)
しゅんは竹冠に春
図録三冊 1922年刊 山中吉郎兵衛(やまなかきちろべえ)著
加納鉄哉 (かのうてっさい) 明治、大正に活躍した工芸家(1845〜1925)
鹿の子 (かのこ) 小倉餡をつくねたものの総称
画幅 (がふく) 床に掛ける軸で絵画の描かれたもの 
関連語:南宗画(なんしゅうが)
鏑木雲潭 (かぶらぎうんたん) →谷文晁(たにぶんちょう)
かま風呂 (かまぶろ) 京都の大原女家で売っている焼き菓子
鎌餅 (かまもち) 鎌の形にした餅菓子のこと
上座 (かみざ) →上坐(じょうざ)
亀田窮楽 (かめだきゅうらく) 江戸中期の文人(?〜1758) 関連語:哄々斎(こうこうさい)
亀田鵬斎 (かめだほうさい) 江戸中後期の文人、学者(1752〜1826)
雅遊席 (がゆうせき) 流派によって用いられる語 主として書画の揮亳席をさす
通い盆 (かよいぼん) 客用の茶を運ぶための盆
哥窯 (かよう) 中国南宋の青磁窯の一つ 関連語:貫入(かんにゅう)
唐板 (からいた) 京都の御霊神社で売っている名物 薄焼き煎餅
唐金 (からかね) わが国の古美術界で使用される語
唐草紋 (からくさもん) 唐草は中国の草の名でてっせんかずら(鉄線花)のこと
唐衣 (からごろも) 杜若の異称
唐津焼 (からつやき) *
からめ餅 (からめもち) 盛岡の菓子
唐物 (からもの) 中国製品の総称 
関連語:古渡り(こわたり)中渡り(ちゅうわたり)新渡り(しんわたり)
仮置き (かりおき) *
軽羹 (かるかん) 米の粉を山芋で煉り、蒸した菓子
火炉 (かろ) 瓶掛(びんかけ)灰炉(かいろ)瓦炉(がろ)ともいう
室内の常什(じょうじゅう)の火鉢の一種
関連語:葛明祥(かつみんしょう)
蝸盧 (かろ) 売茶翁の茶店通仙亭に掲げられた額の字
川勝蓬仙 (かわかつほうせん) 江戸幕末の権臣 『蓬仙茶話(ほうせんちゃわ)』の著者
瓦煎餅 (かわらせんべい) 神戸の菊水で売っている玉子煎餅のこと
雁木 (がんぎ) 杉林のような輪郭を描いた模様
寒菊 (かんぎく) 菊をかたどった晩秋の茶菓子
雁木胴紐 (がんぎどうひも) 文様
雁木胴紐茶碗 (がんぎどうひもちゃわん) *
寒玉 (かんぎょく) 「謎語画題」による盛り物の雅題
閑居養心 (かんきょようしん) 「謎語画題」による盛り物の雅題
雁行 (がんこう) 客への茶碗のお運びの時盆を用いずに運ぶ場合をいう
雁行形 (がんこうけい) *
罐坐 (かんざ) 湯罐(湯沸)を置く台 瓶敷(びんしき)瓶台(びんだい)とも
日本国語大辞典は罐坐 WEBでは罐座とも
顔真卿 (がんしんけい) 盛唐の文人(709〜784)
観世水 (かんぜみず) 水紋をあらわす菓子名
閑窓静友 (かんそうせいゆう) 「謎語画題」による盛り物の雅題で
関連語:仏手柑(ぶしゅかん)霊芝(れいし)
寒椿 (かんつばき) 椿をかたどった意匠菓子の名 秋から冬
寒天 (かんてん) *
韓天寿 (かんてんじゅ) 江戸中後期の文人(1726〜95)
広東海鼠 (かんとんなまこ) 上釉の様子
寒梅粉 (かんばいこ) 餅粉の一種
寒牡丹 (かんぼたん) 藁の中で育て冬咲かす牡丹のこと 菓子名

このページの先頭へ戻る

(き)

祇園南海 (ぎおんなんかい) 江戸中期の文人(1677〜1751)箕踞(ききょ)山人
関連語:中国の『芥子園画伝(かいしえんがでん)』
『八種画譜(はっしゅがふ)』
蟻脚青花 (ぎきゃくせいか) 蟻の絵付けの染付のこと
器局 (ききょく) *
宜均 (ぎきん) 宜興均窯(ぎこうきんよう)のことで
朱泥の上に均窯釉(きんようゆう)をかけたもの
器局 (ききょく) 不時の客をもてなすため常に座右において
煎茶器をおさめておく扉付きの棚
寄興鑵 (きこうかん) *
揮毫席 (きごうせき) 煎茶会に参加した人々が自由に書画の筆を取り
楽しむための席
黄交趾 (きごうち) いまのベトナムで焼かれた上釉の黄色い焼き物
宜興茶壺 (ぎこうちゃこ) 宜興窯の急須と同じ泥でつくられた茶壺、方形が多い
宜興窯 (ぎこうよう) *
生砂糖 (きざと) 砂糖に寒梅粉を加えよく煉ってつくる干菓子の材料名
細工物(さいくもの)
素地 (きじ) *
義士祭 (ぎしさい) 赤穂義士をまつる祭にちなんだ菓子 関連語:二つ巴(どもえ)
机上点前 (きじょうてまえ) *
黄瀬戸 (きぜと) 瀬戸系の窯で焼かれた古陶で釉色が淡黄色
宜男多子 (ぎだんたし) 「謎語画題」による盛り物の雅題で
萱草(かんぞう)と石榴(ざくろ)の組み合わせ
吉馬 (きちうま) 古染付茶碗に見られる図柄
喫茶趣味 (きっさしゅみ) *
喫茶弁 (きっさべん) →後楽堂喫茶弁
吉報早春 (きっぽうそうしゅん) 「謎語画題」による盛り物の雅題
祇南海 (ぎなんかい) →祇園南海
黄南京 (きなんきん) 黄色の中国の焼き物
貴人台 (きにんだい) 関連語:奠茶(てんちゃ)
貴人点 (きにんだて) *
(きぬた) 求肥餅
砧青磁 (きぬたせいじ) 関連語:雨過天晴(うかてんせい)
急尾(火)焼 (きびしょう) 急焼とも 普通は急須のこと
黍団子 (きびだんご) 岡山吉備の名物団子
吉備餅 (きびもち) 岡山の名物 黍団子と同じ
基本点前 (きほんてまえ) *
黄味餡 (きみあん) 卵黄入りの餡
黄味時雨 (きみしぐれ) 菓子の名
木村蒹葭堂 (きむらけんかどう) 江戸中後期の代表的文人(1736〜1802)巽斎」(えんさい)
逆勝手 (ぎゃくがって) *
客付 (きゃくつき) *
逆床 (ぎゃくどこ) *
客来一味 (きゃくらいいちみ) 故事による盛り物の雅題で蕪(かぶ)をもる
九霞 (きゅうか) →池大雅
急須 (きゅうす) *WEB
求肥 (ぎゅうひ) 餅菓子
(きょ) 炭取り*WEB
杏雨 (きょうう) →帆足杏雨(ほあしきょうう)
きょう供春 (きょうきょうしゅん) きょうは襲の衣が共 明の宜興窯の名工 十六世紀初
行者餅 (ぎょうじゃもち) 京都の祇園祭のときに限ってつくる名物餅
京都家元会 (きょうといえもとかい) 京都在住の煎茶家元で結成している会
京の畑 (きょうのはた) 京都の柏屋光貞で売っている茶菓子
京焼 (きょうやき) *
魚眼 (ぎょがん) 沸騰直前の泡の形
玉節 (ぎょくせつ) 蓮根の異名
玉川子 (ぎょくせんし) 「茶歌」の作者 唐の盧仝(ろどう)の号
玉堂 (ぎょくどう) →浦上玉堂(うらがみぎょくどう)
玉堂獅子 (ぎょくどうしし) 「謎語画題」による盛り物の雅題 関連語:梔子花(くちなし)
玉堂富貴 (ぎょくどうふうき) 「謎語画題」による盛り物の雅題
玉堂富貴茶碗 (ぎょくどうふうきちゃわん) *
玉蘭 (ぎょくらん) →池玉蘭(いけぎょくらん)
玉露 (ぎょくろ) 葡萄の異名
玉露 (ぎょくろ) 高級な煎茶
玉露点前 (ぎょくろてまえ) *
漁礁問答 (ぎょしょうもんどう) 煎茶茶碗によく見られる図柄
玉骨 (ぎょっこつ) 水仙または梅の異名
清水焼 (きよみずやき) *
清水六兵衛 (きよみずろくべえ) 江戸中期から現代に続く京都の陶工名
許友 (きょゆう) 明末・清初の文人 十七世紀中期
金玉糖 (きんぎょくとう) 寒天と砂糖でつくる羊羹 ざらめ糖をまぶさないものを
金玉羹(きんぎょくかん)という
巾盒 (きんごう) 茶巾や盆巾を入れる蓋付きの容器
金更紗 (きんざらさ)『煎茶の用語集』
(きんザラサ)『日本国語大辞典』
(きんさらさ)他のWEB
更紗の絵の輪郭を金泥で描いたもの
関連語:金華布(きんかふ)笹蔓(ささづる)手
銀更紗 (ぎんざらさ)『煎茶の用語集』 更紗の絵の輪郭を銀で描いたもの
金士恒 (きんしこう) 清末の宜興窯の陶工 十九世紀後期
錦秋 (きんしゅう) 意匠菓子の名
巾床 (きんしょう) 巾承(きんしょう)とも 托子(たくす・たくし)や盆を
拭くための布を盆巾といい、盆巾をのせる煎茶器
近世雅人伝 (きんせいがじんでん) 評伝 三冊 湯川玄洋著
琴石 (きんせき) →大島琴石(おおしまきんせき)
琴鍔 (きんつば) 米粉で小豆餡を包んで天板で焼いた菓子
巾筒 (きんとう) 茶巾筒(ちゃきんずつ)とも 関連語:巾盒(きんごう)
金団 (きんとん) *
銀杏餅 (ぎんなんもち) *
銀瓶 (ぎんびん) 小形の銀製の湯沸しやかん
金包 (きんぽう) 蜜柑または橘の異名
金傍題名 (きんぼうだいめい) 古染付の茗椀(みょうわん)
蒟醤 (きんま) 漆器の技法 関連語:藍胎(らんたい)
均(鈞)窯 (きんよう) 中国北宋代時代の有名な窯
金襴手 (きんらんで) 民の嘉靖(かせい)年間に完成された焼き物の手法
関連語:金彩(きんさい)萌葱地(もえぎじ)金襴手 
瑠璃地(るりじ)金襴手
銀襴手 (ぎんらんで) *
金蓮叔 (きんれんしゅく) 図柄

このページの先頭へ戻る

(く)

釘彫孟臣 (くぎぼりもうしん) 朱泥の急須の蓋裏または底裏に孟臣と彫ってあるもの
九々鱗 (くくりん) →青木木米(あおきもくべい)
草餅 (くさもち) *
釧雲泉 (くしろうんせん) 江戸後期の文人(1759〜1811) 関連語:魯堂(ろどう)磊々(らいらい)居士
浜田杏堂(きょうどう)阮籍(げんせき)四王(しおう)亀田鵬斎(ほうさい)
柏木如亭(かしわぎじょてい)
葛切り (くずきり) *
葛饅頭 (くずまんじゅう) *
葛焼き (くずやき) *
九谷焼 (くたにやき) 石川県金沢市 関連語:能見(のみ)郡 大聖寺(だいじょうじ)
口雁木 (くちがんぎ) 雁木模様が器の上のほうにあるもの
口紐 (くちひも) 器の上部に染付で一線を描いたもの
口紐茶碗 (くちひもぢゃわん) *
屈原 (くつげん) 戦国時代末の楚の人(前340?〜前280?) 関連語:讒言(ざんげん)
楚辞(そじ)粽子(ちまき)『亦復一楽帖(またまたいちらくちょう)』
工夫茶 (くふうちゃ) 中国の飲茶法 功夫茶とも
汲出茶碗 (くみだしちゃわん) 関連語:蘭茶席(らんちゃせき)
屈輪 (ぐり) 倶利とも 漆を塗り重ねた堆朱、堆黒(ついこく)などの彫漆(ちょうしつ)
栗鹿の子 (くりかのこ) 菓子
栗餅 (くりもち) *
栗羊羹 (くりようかん) *
具輪珠(玉) (ぐりんだま) 全体的に丸いものに口と手がついたもの
具列 (ぐれつ) 茶具列(ちゃぐれつ)具列架(ぐれっか)とも 
関連語:器局(ききょく)茶櫃(ちゃびつ)
黒薩摩 (くろさつま) 薩摩焼の一種 黒物(くろもん)とも 関連語:白薩摩(しろさつま)
黒文字 (くろもじ) 関連語:主菓子(おもがし)食籠(じきろう)縁高(ふちだか)
桑名万古 (くわなばんこ) 桑名市 十九世紀半ばに有節万古(ゆうせつばんこ)の技法をいれ開窯
明治以降、四日市万古に吸収
桑山玉州 (くわやまぎょくしゅう) 江戸時代中後期の文人、画人(1746〜1799)
君子 (くんし) 蘭の異名
君集果 (くんしゅうか) 「謎語画題」による盛り物の雅題
群仙供寿 (ぐんせんきょうじゅ) 盛り物の雅題
君徳 (くんとく) 十八世紀初期 清朝年間に活動 宜興窯の陶工
薫風流 (くんぷうりゅう) 煎茶道流派 名古屋市

このページの先頭へ戻る

(け)

恵逸公 (けいいつこう) 十七世紀後期〜十八世紀 清朝における宜興窯茶銚の名工
景徳鎮 (けいとくちん) 中国の代表的、最大の窯業の中心地 関連語:影青(いんちん)
『陽羨砂壺攷(ようせんさここう)』把手(とって)窯産地(ようさんち)
影青(いんちん)青花(せいか)釉裏紅(ゆうりこう)白磁(はくじ)官窯(かんよう)
恵孟臣 (けいもうしん) 十七世紀初期〜中期 明末・清初を活躍期とする宜興窯の名工
恵孟臣急須 (けいもうしんきゅうす) *
鶏卵素麺 (けいらんそうめん) ポルトガル人が伝えた菓子
偈語 (げご) 禅僧が心を表現するためにつくる漢詩
下座回り (げざまわり) *
芥子餅 (けしもち) *
結界 (けっかい) 仏教寺院で僧侶の座席の境界に設けられる木柵などの仕切り
関連語:炉屏(ろびょう)規矩(きく)衝立(ついたて)
月下対座 (げっかたいざ) 主に染付の煎茶茶碗に多く見られる図柄
月下対話 (げっかたいわ) 主に染付の煎茶茶碗に多く見られる図柄
月餅 (げっぺい) *
幻々庵 (げんげんあん) 高友外売茶翁の史跡 京都東山
健児 (けんじ) 筍の異名
源氏巻 (げんじまき) 島根の津和野の名物
建水 (けんすい) *WEB
阮籍 (げんせき) 魏晋間の代表的文人(210〜263)
献茶 (けんちゃ) 神仏や貴人(きにん)にお茶をさしあげること 関連語:供茶(くちゃ)
倹飩蓋 (けんどんぶた) 器局(ききょく)の蓋や道具の蓋に使われる
源内焼 (げんないやき) 平賀源内が香川県志度町で宝暦五年に開窯
建仁寺 (けんにんじ) 中国からお茶を伝えた栄西禅師の開創された禅寺 臨済宗の本山
関連語:四つ頭(よつがしら)
堅干 (けんぴ) 高知の名物
元贇焼 (げんぴんやき) 中国明の人陳元贇(ちんげんぴん)が名古屋で焼いた
安南(あんなん)風の陶器
絹本 (けんぽん) 掛軸用に特別に織られた絹に描かれた書画の作品
乾隆年製 (けんりゅうねんせい) 中国の清朝、1736年より95年の60年間が乾隆
乾隆瓶 (けんりゅうびん) 大型の朱泥の茶銚 大製乾隆年製

このページの先頭へ戻る

(こ)

古赤絵 (こあかえ) 中国製の赤絵の総称
呉偉業 (ごいぎょう) 明末・清初の文人(1609〜71)
小芋 (こいも) 月見茶会の菓子 関連語:衣被ぎ(きぬかつぎ)
香果玉露 (こうかぎょくろ) 「謎語画題」による盛り物の雅題
後菓子 (こうがし) 薄茶用の干菓子 濃茶用は生菓子
江稼圃 (こうかほ) 清朝後期の画人 十八世紀後期〜十九世紀初期
康煕五彩 (こうきごさい) 康煕窯で焼かれた五彩(赤絵)のことで康彩(こうさい)とも
康煕窯 (こうきよう) 中国清朝康煕年間(1662〜1722)の景徳鎮の官窯
青花(せいか)釉裏紅(ゆうりこう)豆青(とうせい)白磁
素三彩(そさんさい)唐三彩(とうさんさい)五彩などの磁器が焼かれた 
孔恭 (こうきょう) →木村蒹葭堂(きむらけんかどう)
広健 (こうけん) →廣瀬淡窓(ひろせたんそう)
後見 (こうけん) お点前をする人の後見役
黄公望 (こうこうぼう) 元を代表する文人、巨匠(1269〜1354)
香斎 (こうさい) →宮川香斎(みやがわこうさい)
香山 (こうざん) →宮川香山(みやがわこうざん)
香山流 (こうざんりゅう) 煎茶道流派 千葉県
黄山谷 (こうさんこく) →黄庭堅(こうていけん)
高山寺 (こうざんじ) 宇治に茶を植えた明恵(みょうえ)上人の住した寺
京都の栂尾(とがのお)にある
高士清友 (こうしせいゆう) 「謎語画題」による盛り物の雅題 
関連語:霊芝(れいし)仏手柑(ぶしゅかん)
杭州棚 (こうしゅうだな) 煎茶棚の第一級の棚 甲州棚とも書く 関連語:玲瑯(れいろう)蓋
高孺皮 (こうじゅひ) →高芙蓉(こうふよう)
高翔 (こうしょう) 清代前中期の文人 ことに揚州八怪(ようしゅうはっかい)
の一人として名高い(1688〜1753)
関連語:藩西鳳(はんせいほう)沈鳳(しんほう)
黄慎 (こうしん) 清代中期の文人 揚州八怪の一人として名高い(1687〜?)
関連語:疏狂(そきょう)精煉(せいれん)『花卉冊(かきさつ)』
香雪 (こうせつ) 「謎語画題」による盛り物の雅題
高節 (こうせつ) 「謎語画題」による盛り物の雅題
香煎入れ (こうせんいれ) 関連語:蘭茶(らんちゃ)蘭花(らんか)蘭器(らんき)
高泉性敦 (こうせんしょうとん) 清初の渡来禅僧(1633〜95) 関連語:慧門如沛(えもんじょはい)
香煎席 (こうせんせき) *
香立 (こうたて) 香皿、線香立ということもある
交趾 (こうち) *
交趾水柱 (こうちすいちゅう) 交趾は現在のベトナム 関連語:酒次ぎ(さけつぎ)汁次ぎ(しるつぎ)
交趾焼 (こうちやき) 中国明代に焼かれた三彩の一種 関連語:法花(ほうか)堆線(ついせん)
考茶録 (こうちゃろく) 茶書 一冊 1779年刊 東都歌口著
交趾釉 (こうちゆう) 普通は こうちぐすり と呼ぶ
香枕 (こうちん) 線香をおさめる香筒の枕 関連語:帯鈎(たいこう)白x(はくぎょく)
香筒 (こうづつ) 線香筒ともいう
黄鼎 (こうてい) 清朝前期の文人(1660〜1730) 関連語:倣古(ほうこ)主義
黄庭堅 (こうていけん) 北宋の代表的文人(1045〜1105)
紅梅 (こうばい) 二月の寒梅の茶会など 意匠菓子
紅白梅 (こうはくばい) 干菓子
皇風煎茶禮式 (こうふうせんちゃれいしき) (皇風流)煎茶道流派 京都市
光風流 (こうふうりゅう) 煎茶道流派 大分市
高芙蓉 (こうふよう) 江戸中後期の文人(1722〜84)
関連語:大島逸記(いつき)近藤斎宮(いつき)
高鳳翰 (こうほうかん) 清朝中期の文人(1682〜1748)
黄彭年 (こうほうねん) 清末の文人(1823〜89)
河骨 (こうほね) 水草の名 夏用の菓子
香盆 (こうぼん) 香炉盆ともいう
高遊会 (こうゆうかい) 大正末期 煎茶愛好家の会
高遊外 (こうゆうがい) →売茶翁(ばいさおう) 関連語:肥前蓮池藩(はすいけはん)化霖(けりん)
僧名 月海元昭(げっかいげんしょう)「対客言志(たいかくげんし)」
高麗青磁 (こうらいせいじ) 関連語:雲鶴手(うんかくで)象嵌青磁(ぞうがんせいじ)鉄砂(てつさ)
高麗白磁 (こうらいはくじ) *
後楽堂喫茶弁 (こうらくどうきっさべん) 茶書 一冊 1857年刊 小川可進(おがわかしん)著
高濂 (こうれん) 明治後期の文人(十六世紀後半〜十七世紀初期)
『遵生八牋(じゅんせいはっせん)』
香炉 (こうろ) 関連語:香をたく(たは火+主)空だき用(からだきよう・だは火+主)
聞香用(もんこうよう)火舎(ほや)
香炉卓 (こうろじょく) 香炉台、香台ともいう 関連語:春日卓(かすがじょく)冠卓(かんむりじょく)
八足台(はっそくだい)経机(きょうづくえ)
香を聞く (こうをきく) *
古黄檗 (こおうばく) 中国福建省の黄檗山
氷餅 (こおりもち) *
五果 (ごか) 「謎語画題」による盛り物の雅題で、李(すもも)杏、棗、桃、栗の
五種類の果実を盛る
胡開文 (こかいぶん・こかいもん) 清朝中期の代表的墨匠 十八世紀 
五果知 (ごかち) 野菜や果物を砂糖煮にした菓子
五家宝 (ごかほう) もともとは熊谷の名物
古器観 (こきかん) →青木木米
呉去塵 (ごきょじん) 明末の代表的墨匠(?〜1645) 関連語:浴硯齋(よくけんさい)
国香 (こくこう) 牡丹の異名
黒檀 (こくたん) 関連語:堅木(かたぎ)煎盆(せんぼん)茶心壺(ちゃしんこ)茶合(さごう)
氷裂(ひょうれつ)式
黒泥 (こくでい) *
呉月渓 (ごげっけい) →松村呉春
呉月亭 (ごげってい) 清朝道光年間に活動した宜興窯の陶工
関連語:邵景南(しょうけいなん)邵二泉(しょうにせん)
顧元慶 (こげんけい) 明代前中期の文人 十五世紀後期〜十六世紀中期
関連語:『雲林遺事(うんりんいじ)』『茶譜(ちゃふ)』銭椿年(せんちんねん)
『製茶新譜(せいちゃしんぷ)』刪校(さっこう)
九重 (ここのえ) 一種の香煎茶
个山 (こざん) →八大山人(はちだいさんじん)
漉し餡 (こしあん) *
腰雁木 (こしがんぎ) 煎茶茶碗によく見られる図柄
五色豆 (ごしきまめ) 京都の名物
越の雪 (こしのゆき) 越後新潟の名物 和三盆糖を加えた菓子
古七宝 (こじっぽう) 関連語:泥七宝(どろじっぽう)
腰捻 (こしねじ) 図柄模様
腰捻茶碗 (こしねじちゃわん) いちばん多い図柄の茶碗 中渡(ちゅうと)新渡(しんと)など
呉春 (ごしゅん) →松村呉春(まつむらごしゅん)
御所柿 (ごしょがき) 湯沸しの名称の一つ
呉申伯 (ごしんぱく) 明代のすぐれた墨匠 十六世紀
呉須 (ごす) *
呉須青絵 (ごすあおえ) *
呉須赤絵 (ごすあかえ) *
古錫 (こすず) 新しい錫器に対し時代のもの
呉須染付 (ごすそめつけ) 一般に呉須手(ごすで)
五清 (ごせい) 「謎語画題」による盛り物の雅題
古青華磁水柱 (こせいかじすいちゅう) 古染付
古曽部焼 (こそべやき) 大阪府高槻市古曽部町で焼かれた陶器
古染付 (こそめつけ) 中国明末 景徳鎮の民窯で焼かれた素朴な文様の磁器
新渡(しんと)染付に対しての古渡(こわたり)染付の略語
胡蝶 (こちょう) 干菓子の名
胡銅 (こどう) 古銅ともいう 関連語:納汚(のうお)箸瓶(ちょへい)
悟道 (ごどう) 「謎語画題」による盛り物の雅題
湖東焼 (ことうやき) 滋賀県彦根市の井伊藩の藩窯 十四代直亮(なおあき)
直弼、直憲(なおのり)の三代
今年米 (ことしまい) 秋の茶会の干菓子 八束穂(やつかほ)も同じ
言問団子 (ことといだんご) 東京の隅田川畔の名物
琥珀糖 (こはくとう) 金玉糖と同じ 透明の羊羹のこと
古万古 (こばんこ) 三重県朝日村小向(おぶけ)で土地の豪商
沼波弄山(ぬなみろうざん)が焼き始めた陶器
関連語:弄山(ろうざん)万古 森有節(ゆうせつ)
粉引 (こひき) 高麗陶磁の技法の一つ 粉吹(こふき)とも 関連語:火間(ひま)
古筆切 (こひつぎれ) 関連語:手鑑(てかがみ)高野切(こうやぎれ)
小瓢箪 (こふくべ) 瓢箪形の菓子の名 干菓子が多い
枯木寒鴉 (こぼくかんあ) 枯木に烏が一羽か二羽とまっている図柄
枯木寒鴉茶碗 (こぼくかんあぢゃわん) *
御本 (ごほん) 桃山時代から江戸時代初期に、日本からの御手本(おてほん・『煎茶便利帳』ごてほん)により
朝鮮で焼かせた焼き物
五平餅 (ごへいもち) もともとは南信濃一帯の名物
米百俵 (こめひゃっぴょう) 越後新潟の名物 俵型の打ち物菓子
五友 (ごゆう) 「数目謎語(すうもくめいご)画題」による盛り物の雅題
五隆 (ごりゅう) →野呂介石(のろかいせき)
五柳先生 (ごりゅうせんせい) →陶潜(とうせん)
古渡り (こわたり) 古く中国、韓国より日本に渡来した道具の呼び名、目安300年以上前
百年ぐらい前まで中渡、百年以内を新渡
金米糖 (こんぺいとう) ポルトガル伝来の糖菓子

このページの先頭へ戻る


フレームのない方は下記のリンクを利用ください。

目次あ行か行さ行た行な行は行ま行やらわ行

(参考)フレーム目次へ

参考・他のサイトへのリンクは目次から入ってください。

-音訳の部屋へ戻る-